TCR511PCI:
コンピュータ用IRIG タイム・コード受信機 (PCI/PCI-X bus)
標準仕様:
- PCI ローカル・バス・インターフェイス
- 3.3V あるいは5V, 33MHz あるいは 66MHz,
- PCI-X互換
- プラグ・アンド・プレイ機能
- RS232インターフェイス
- ステータスLED
- IRIG A/B or AFNORタイム・コード・フォーマット受信
- タイム・ゾーン設定
- 標準オペレーティング・システム用ドライバ・ソフト
TCR511PCIは、PCIスロットをもつコンピュータにて利用します。汎用的なボードとして設計されており、3.3V あるいは5VのPCIスロットで利用可能です。また、33MHzあるいは66MHzのクロックをサポートしております。
TCR511PCIは、変調(AM)あるいは、無変調(DC Level Shift)のIRIG、AFNORタイム・コードを受信し、復号するために利用します。変調タイム・コードは、シン・ウェーブ(正弦波)の振幅を変調して送出し、無変調波は、パルスの幅の変度を用いて送出します。
無変調タイム・コード用の受信回路にはAGC(Automatic Gain Control)機能があり、IRIG/AFNOR信号を600 mVpp to 8 Vppの搬送波で復号します。入力部は、電気的に絶縁されており、50 Ω, 600 Ω or 5 kΩのインピーダンスをもち、ジャンパーにより選択可能です。無変調入力は、TCR511PCIのBNCコネクタから行います。
無変調のタイム・コードは、本機のD-Subプラグに接続する必要があります。受信回路は、内蔵のフォトカプラにより絶縁されています。また、TCR511PCIのお届け時には、D-Subプラグの接点はフォトカプラと接続されておりません。
2つのDIPスウィッチをONの位置にする必要があります。TCR511PEXは、TTL、あるいはRS-232レベルのPPS(pulse per second)、及びTTLのPPM(pulse per minute)で、プログラム可能なシリアル・インターフェイス(RS-232)を装備しております。フォトカプラ同様、DIPスィッチをONの位置にした場合に、これらの信号をD-Subコネクタに接続することが可能となります。
コンピュータ上のソフトウェアは、日付、時刻、及びIRIGレシーバに関する情報を読み込むことができます。本ボードへのアクセスは、I/Oポートへの書込/読込により行うことが可能です。必ずしも必要ではありませんが、ボードに、コンピュータ・バスへ周期的割り込み機能を適応することも可能です。
ドライバ・ソフトは、本ボードの時間とコンピュータ・システムの時間を同期するために提供されています。TCR511PCIお届け時のディスケットに、ドライバ・ソフトが含まれていない場合には、下記、ホームページからダウンロードすることが可能です。また、マニュアルも、同様ダウンロードできます。
http://www.meinberg.de/english/sw/
パルス出力
TCR511PCIは、PPS(Pulses per Second)、及びPPM(Pulses Per Minutes)のパルス偏差を生成します。PPSは、TTL (0/+5V) あるいはRS-232 (-3~12V/+3~12V) レベル、PPMはTTLレベルのみで利用できます。必要に応じて、DIPスィッチのピン・アサインを、D-Subコネクタとダイレクトに接続するよう設定すること可能です。