タイム・サーバLANTIME M シリーズ

Meinbergのタイム・サーバLANTIME Mシリーズは、あらゆる規模のネットワークに精度の高い正確な時間を伝達するソリューションとして、全世界で導入されています。このタイム・サーバは、内蔵したGPSラジオ・クロックを参照タイム・ソースとして利用し、NTPまたはSNTPが混在するネットワークにおいても、すべてのシステムを同期することが可能です。安定性が極めて高く、精度も高いオシレータ(発振器)は、障害または一時的な受信不具合の冗長ソースとして利用され、システム内の同期を保ちつづけます。

Network Time Synchronization

LANTIMEシステムの設定は、ウェブ・ブラウザを使い、単純な拡張htmlインターフェースで実行可能です。また、TelnetまたはSSHでログインした後、シェルプロンプトからのテキストベースでの設定や、メニュー画面による設定ユーティリティにて実行ことも可能です。初期設定はRS232コンソールとプログラムを使って実施します。

LANTIMEタイム・サーバのセキュリティに関連する機能は、高度な要求にも応えることができます。時間の同期データは、シンメトリック・キー(MD5, SHA-1)、あるいはNTPオートキーの手順により、確実に署名・保護されます。これにより、不正操作された時間データや介入者の攻撃からクライアントを保護され、クライアントは、受信したNTPパケットが間違いなくLANTIMEによって送信された事を確認することができます。また、LANTIMEの設定は、暗号化チャンネル(例:SSH、HTTPSまたはSNMPv3)を用いて行い、可能な限り不正な攻撃を受けないよう、未使用、不必要なすべてのプロトコルを無効にすることが可能です。

LANTIMEタイム・サーバは、IPv6ネットワークに対応するようにも設計されており、NTP時間同期、及び設定インターフェース(WebベースのSSHおよびSNMP)も、IPv6をサポートしていますLANTIMEタイム・サーバには、IPv6 アドレスを複数設定する事ができ、IPv6 autoconfの自動設定もサポートしています。

LANTIME SBC (Single Board Computer) のGNU/Linuxシステムは、高いレベルのセキュリティと信頼性を確保するために最適化されたシステムです。システム設定は、ウェブ・ブラウザを使用し、単純な拡張htmlインターフェースにて行うことが可能です。また、TelnetまたはSSHでログインした後、シェルプロンプトからのテキストベースでの設定、あるいはメニュー画面から設定ユーティリティにより実行することも可能です。

ネットワーク管理システムをサポートするために、LANTIMEタイム・サーバはSNMP V1、V2.cおよび V3に規定されている拡張SNMPインターフェースを利用可能です。これによりすべての関連システムパラメータ(運用システムパラメータ、ネットワークインターフェースの統計、詳細なGPSおよびNTPステータス情報および全システム設定)の監視を行い、SNMP設定コマンドを通してLANTIME設定を変更する事ができます。

本シリーズは、モジュラー設計思想にもとづき開発されているため、LANTIMEタイム・サーバには、いくつかのの参照タイム・ソースを導入することが可能です。周波数、シリアル文字コード、パルス出力をお客様ニーズにあわせオプション追加して利用し、2つの参照タイム・ソース(異なるソースであっても)と冗長電源を組み合わせることにより、より信頼性の高いネットワーク・タイム・ソリューションが実現します。

3つのLED (グリーン・レッド)は、3つの主要コンポーネントである参照タイム(GPS)、時間同期サービス(NTP)、ネットワーク(Link status)のステータスを表示します。4番の赤色LEDは、ALARMランプであり、アラーム通知イベント用に設定することが可能です。