LANTIME M600/MRS/PTPv2: マルチ・レファレンス・ソース(MRS)機能内蔵NTPサーバ

標準仕様:

  • NTP、SNTPが混在するネットワーク上のクライアントの時刻同期を実現
  • Webインターフェイスの設定・管理機能及び、外付けコンソールによる機能設定が可能
  • 対応ネットワークプロトコル: IPv4, IPv6, PTP/IEEE1588, NTP, SNTP, DAYTIME, DHCP, HTTPS, HTTP, FTP, SAMBA, SFTP, SSH, SCP, SYSLOG, SNMP, TIME, TELNET, W32TIME
  • システム・アラートは、Email、WinMail、 SNMP、外付ディスプレイにて通知可能
  • SNMP v1,v2,v3に完全準拠。(SNMP-daemon for status and configuration/SNMP Trap messages)
  • 前面のUSB ポートにより機能アップグレード、認証、ログファイル保存が可能。
  • GPSアンテナ、標準同軸ケーブル(RG58、300mまで延長可能)付属
  • 独立した6つの10/100Base-T(RJ-45)インターフェイスを装備(IEEE1588対応ポート1

同期に必要なタイム・ソースから最適なソースを選別して使用可能:

  • GPS受信機
  • IRIGタイムコード受信機(DCLS あるいは変調波)
  • PPS(Puls Per Second)入力
  • 10 MHz出力
  • 最大7台の外部NTPサーバからのタイム・ソースを参照可能
  • PTP IEEE1588準拠

MRS機能を兼ね備えたGPSサテライト制御クロック  LANTIME M600/GPS/MRS/PTPv2 は、マルチ・レファレンス・ソースに対応したタイム・サーバです。本機に組み込まれた参照タイムは、高精度オシレータOCXO HQから生成されます。 GPSレシーバ、外部のPulse Per Second(PPS input)、IRIGタイムコード・レシーバ、また、最大7つの他のNTPタイム・サーバ、またはPTPIEEE1588-2008Grandmasterからのソースの状態により、このオシレータから生成されるタイム・ソースが利用されます。GPS受信が可能でない場合や、外部参照ができない場合においてもでも、OCXO HQが内部NTPの参照ソースとして利用可能となります。シリアル出力、PPS出力、または10MHz等のすべての出力は、内部オシレータにより運用されます。

さらに、上記に加え、さらなる拡張、設定が可能です。

MRS(マルチ・リファレンス・ソース)機能について

Meinberg のMRS (Multi Reference Sources) は、お客様のネットワーク条件に合った優先順位に従い、1またはいくつかのタイム・ソース、周波数ソースを利用すること実現する技術です。Meinberg社の技術者によって開発されたIRSA(Intelligent Reference Switching Algorithm)は、LANTIME内部超高精度オシレータが、優先順位リストの中で次に利用可能な参照ソースよりも高い精度レベルを維持できる場合は、高精度の参照ソース(例:GPS)からそれよりも低い精度の参照(IRISまたはNTP)への切り替えを遅らせることができるアルゴリズムです。

LANTIME M600/GPS/MRS/PTPv2 は、高精度のオシレータ「OCXO HQ」を標準装備しています。オシレータはホールドオーバー(例:GPS信号の阻害または妨害があった場合)の精度を決定づける要因となります。オシレータのオプションである「OCXO DHQ」を使うことで、より高度な精度要件を満たすことができます。

MRS技術の応用分野

ラボ環境: MRS技術は、いくつかの同期ソースを柔軟に選択して利用することが可能になり、非常に重要な運用システム対応できるソリューションを提供します。いくつかの独立した同期参照リソースを使用することで、ネットワーク同期ソリューションの冗長性を確保することが可能になります。

同期ソースの監視および測定例

  • (例:IRIGジェネレータ、PPSソースまたはPTP従属同期の精度決定およびロギング)
  • すべての参照リソース入力は、お互いに比較計測することが可能です:

    Display M600/MRS/PTP



前面パネル:

前面パネル
  1. VFディスプレイ( 256 x 64ドット)
  2. ボタン
    • F1 ボタン: ヘルプ機能、情報表示
      F2 ボタン: ネットワークパラメータ表示
      4つの矢印ボタン: メニュー選択、パラメータ選択
      OK ボタン: 変更確定、サブメニュー表示
      ESCボタン: 取消、前画面へ戻る
  3. LEDライト
    • 3 ライト 2色(緑/赤)LED: Ref. 時間ソース(例:GPS)
      時刻同期状況
      NTPサービス状況/ ネットワークリンク状況
      1 ライト 赤alarm LED (設定可能)
  4. 前面USB (Rev. 1.1)  1ポート ファームウェアのアップグレード、設定情報の更新、セキュリティ・キーの保存、フロントパネルのロック/解除
  5. RS232インターフェイス(前面 9pin D-Sub(メス))初期設定、パラメータ設定


背面パネル:

背面パネル
  1. LANインターフェイス(RJ45 connector, status LEDs for link, activity, speed (10/100 MBit) ) 5ポート
  2. IEEE 1588インターフェイス(RJ45 connector, status LEDs for link, activity) ) 1ポート
  3. 周波数シンセサイザ(from 0.1 Hz up to 10 Mhz, TTL into 50 ohm)用BNC コネクタ(メス)
  4. Pulse Per Minute (PPM) (TTL into 50 ohm, pulse duration 200 msec, active high)用 BNCコネクタ(メス)
  5. Pulse Per Second (PPS)( TTL into 50 ohm, pulse duration 200 msec, active high)BNCコネクタ
  6. 参照周波数用BNCコネクタ(10 MHz, TTL into 50 ohm)
  7. IRIG-Bパルス変調DC出力 (DCLS), TTL into 50 ohm, active high)BNCコネクタ(メス)
  8. IRIG-B アナログ変調(AM) 出力(peak-to-peak voltage: 3 V into 50 ohm)BNCコネクタ(メス)
  9. Time Code AM (変調) 入力 BNCコネクタ
  10. Time Code DCLS (無変調) 入力 BNCコネクタ
  11. Pulse Per Second (PPS) 入力(TTL, pulse duration >= 5µs, active high)BNC connector(メス)
  12. 10 MHz, TTL 入力BNC コネクタ(メス)
  13. アラーム接点出力端子(3 pin DFKコネクタ)
  14. RS232インターフェイス(9pin D-Subコネクタ、メス)
  15. Meinberg GPSアンテナ入力用BNCコネクタ
  16. 電源供給部 (100-240VAC) – 消費電力: 25W

Meinberg のMRS (Multi Reference Sources) は、お客様のネットワーク条件に合った優先順位に従って、1またはいくつかのタイム・ソース、周波数ソースを利用することを可能にする技術です。Meinberg社の技術者によって開発されたIRSA(Intelligent Reference Switching Algorithm)は、LANTIME内部超高精度オシレータが、優先順位リストの中で次に利用可能な参照ソースよりも高い精度レベルを維持できる場合は、高精度の参照ソース(例:GPS)からそれよりも低い精度の参照(IRISまたはNTP)への切り替えを遅らせることができるアルゴリズムです

MRS技術の応用分野
ラボ環境: MRS技術は、いくつかの同期ソースを柔軟に選択して利用することが可能になり、非常に重要な運用システム対応できるソリューションを提供します。いくつかの独立した同期参照リソースを使用することで、ネットワーク同期ソリューションの冗長性を確保することが可能になります。

同期ソースの測定運用(例:IRIGジェネレータやPPSソースの正確なロギング等)

LANTIME M600/GPS/MRS/PTPv2 は、高精度のオシレータ「OCXO HQ」を標準装備しています。オシレータはホールドオーバー(例:GPS信号の阻害または妨害があった場合)の精度を決定づける要因となります。オシレータのオプションである「OCXO DHQ」を使うことで、より高度な精度要件を満たすことができます。

注:GPS アンテナは、同梱されておりませんので、GPSを同期ソースとしてご利用予定の場合は、別途ご注文頂く必要があります。