LANTIME M600/GPS/PTPv2:
PTPv2/IEEE 1588-2008準拠グランド・マスタ・クロック、GPSラジオ・クロック内蔵NTPタイム・サーバ


MeinbergのLANTIMEタイム・サーバM600/GPS/PTPv2は、内蔵Meinberg GPSラジオ・クロックを参照タイム・ソースとして使用し、すべてのPTPv2 / IEEE 1588-2008互換のあるクライアントと、NTPまたはSNTPが混在するシステムを同期することができます。安定性に優れ、精度の高いオシレータは、電波障害や一時的な受信の切断の際に冗長ソースとして利用されます。標準M600モデルでは、すでに様々なインターフェイスが利用可能であり、お客様のアプリケーションの特定要件に合わせてカスタマイズを行うことができます。

大型VFディスプレイは、内部GPSレシーバとNTPサブシステムの状態を表示します。3つのLED(グリーン・レッド)は、3つの主要なコンポーネントである、参照時間(GPS)、時間同期サービス(NTP)、ネットワーク(Link status)のステータスを表示します。4番目の赤色LEDは、ALARM表示であり、通知すべきあらゆるイベントに対して信号送出するよう設定することができます。

LANTIME M600 GPS 前面図
LANTIME M600 GPS/PTPv2 Front View
  1. 19インチキャビネット格納用マウント
  2. VFディスプレイ(4行 x 32文字)
  3. F1ボタン: ヘルプ表示、情報表示
  4. F2ボタン: ネットワーク・パラメータ表示
  5. 4つの矢印ボタン: メニュー選択、パラメータ変更
  6. OKボタン: 変更保存、サブメニュー
  7. ESCボタン: 取消、メニュー戻る
  8. Status LED
    • 参照時間: 緑: 同期 赤: エラー
    • NTP サービス: 緑: 同期 赤: エラー
    • ネットワーク・コネクション: 緑: リンク 赤: エラー
    • アラームAlarm: 赤: エラー
  9. ターミナルコネクタ、 シリアル・インターフェイス、 Vt100、 38400Baud、8N1、 Nullmodem to PC
  10. USBコネクタ
LANTIME M600/GPS/PTPv2 背面図
LANTIME M600 GPS/PTPv2 Rear View
  1. ネットワークコネクタ ETH0、 ETH1、 ETH2、 ETH3、 10/100 Mbit RJ45 4ポート
  2. ネットワークコネクタ ETH4、1ポート、PTP0/IEEE1588 - RJ45 10/100 Mbit 1ポート
  3. タイム・コード無変調出力端子
  4. タイム・コード変調出力端子
  5. 周波数シンセサイザ出力端子
  6. PPM(Pulse per minute) 出力端子
  7. PPM(Puls Per Second) 出力端子
  8. 10MHz 出力端子
  9. GPSアンテナ接続用BNCコネクタ
  10. GPS時間ソースエラー接点出力
  11. RS232出力インターフェイス
  12. 電源供給部(100-240VAC) – 消費電力: 25W

本機は設計上、モジュラー化されているため、LANTIMEタイム・サーバにいくつかの参照時間ソースを実装する事ができます。オプションとして、周波数、シリアル文字列、パルス出力を追加設定することも可能です。2つの参照時間ソース(異なるものであっても)と冗長電源を組み合わせることにより、信頼性の高いシステムを構築することが可能です。

LANTIME M600/GPS/PTPは、高精度のオシレータ「OCXO HQ」(詳細は、オシレータのオプションをご覧ください)を標準装備しています。オシレータは、ホールドオーバー特性(例:GPS信号の受信障害または妨害を受けた場合の切り替え時の精度)を決定します。オシレータのオプション「OCXO DHQ」を使う事により、より高度なネットワーク要件を満たすこともできます。