Meinberg社の新しい時刻同期サーバLANTIME M3000誕生

標準仕様:

  • モジュール化設計思想 →標準モジュールの組み合わせで、カスタマイズ仕様実現
  • 費用対効果にすぐれる
  • さまざまな要求を満足
  • ラックマウント型3U
  • 冗長構成(電源、タイムソースクロック、冷却ファン)

モジュール化設計思想の概要
IMS(インテリジェント・モジュラー・システム)の採用
全てのモジュールがホットスワップ可能 → 現場で交換作業が容易
導入後の拡張性確保

モジュールスロット (全部で18スロット)
電源用…4スロット(AC・DCの任意の組み合わせの冗長構成可能)
タイムソースクロック用…2スロット
クロック切替モジュール用…1スロット
CPU用ボード用…1スロット
I/O用…10スロット

モジュールスロット (全部で18スロット)

タイムソース(GPSクロック・外部参照時間)
クロックはオプションで冗長構成可能(GPS、GLONASSなど最大2)
→ 切替モジュールが自動でバックアップに切替(手動切替も可)
高精度オシレータ(発振子)を搭載→(タイムソースを取り込み、出力信号に反映)
MRS(マルチ・レファレンス・ソース)コンセプトの継承
多様なタイムソース=GPS、GLONASS、NTP、PTP、PPS、10MHz、E1/T1、IRIG
→ ユーザーが複数参照時間の優先付け可能

マネージメント機能
CPUモジュールが制御
→マネージメント・コンフィギュレーションI/F、アラーム通知、ステータス情報
ファームウェア V6(LTOS V6)搭載
→ 洗練されたWEBインターフェイス
→ パワフルなSNMPマネージメント
ネットワーク・マネージメント・システムに柔軟に対応

ネットワーク機能
あらゆるネットワークに対応
仮想IP
DSCP
802.1p QoS
RADIUS / TACACS+ 認証
VLAN(IEEE802.1Q)
Ipv6
C051F CPUモジュール搭載→10,000リクエスト/秒のNTP処理が可能

モジュールスロット (全部で18スロット)

I/Oスロット (全部で10スロット)
入力モジュール用スロット
MRI(=Multi Reference Input)モジュール用(2スロット)
→ PPS、10MHz、IRIG(TC DCLSおよびTC AM)
ESI(= External Synchronization Interface)モジュール用(2スロット)
→周波数(1kHz-10MHz)、PPS、通信用E1/T1の信号
出力系モジュール(I/O用の10スロット全てを使用可能)
BPE(Basic Port Expansion)/CPE(Configurable Port Expansion)モジュール
= 汎用標準出力(1PPS、1PPM等のパルス、10MHz、2.048MHz、1kHz-10MHzの周波数)
→ 外部コネクタを備えたフロントエンドカード内部同期を担うバックエンドカードに分割
→ 多様外部コネクタ(BNC、SMA、Twinax、2ピンDFK、D-sub 9など)に対応
LIU出力モジュール →8個のE1/T1出力
LNO出力モジュール →低ノイズの10MHzサイン波を出力
今後も必要に応じて対応する出力モジュールのラインアップを拡充
全てのモジュールがホットスワップ可能、現場交換可能
→ ユーザーによる機能の拡張が容易
→ 最もフレキシブルな時刻同期ソリューションを提供

ネットワークカード
IMS LNEカード=I/Oスロットを利用
1枚のカードに4ポート(10/100 Ethernetまたは10/100/1000 Ethernet)
最大41ポート(10×LNE×4ポート+1 CPUポート)利用可能
全てのポートに異なるセグメントのIPの付与可能
LTOS V6 WEBインターフェイスからボンディング設定可能
→ 冗長構成によりケーブル切断やスイッチ不具合に備える

I/Oスロット (全部で10スロット)

IEEE1588-2008(PTPv2)対応
IMS TSUモジュール=1Gbit対応のRJ45/SFPポート
数百台のPTPスレーブを同期可能な処理能力
1 step / 2-stepモード
Layer 2 (Ethernet) / Layer 3 (IPv4、IPv6)
End-to-End / Peer-to-Peer遅延メカニズム
Unicast / Multicast / Hybridモード
マスターポート専用モード、スレーブポート専用モード、ダイナミックにマスター/スレーブ間を切り替えるモード
最大10個のIMS TSUモジュールを搭載可能
それぞれのPTPポートに独立した設定が可能

たとえば
→ PTP測定システムとして運用
→ 冗長マスタークロックとして利用
→ WAN経由でテレコムプロファイルのPTPスレーブとして同期されるのと同時にローカルの電力プロファイルのPTPグランドマスターとして他のPTPスレーブを同期

ACM(アクティブ・クーリング・モジュール) オプション
M3000=ファンレス使用が可能な設計
→ ラックの上下にスペースがあり、下から上へのエアフローが充分な場合
ACMによりファンの追加・交換は、現場でいつでも可能
冗長構成可能(最大2個)、監視機能あり

ACM(アクティブ・クーリング・モジュール) オプション

筐体設計
背面にコネクタを集中(電源、ネットワークポート、同期信号入出力)
前面…液晶ディスプレイ、操作ボタン、USBサービスポート、シリアル・コンソール、ACMファン・カートリッジのみ